この夏、リバプールへやって来て、ティーンエイジャーにしてファーストチームへ定着していたジョー・ゴメスですが、U21イングランド代表帯同中に、前十字靱帯の怪我を負ってしまいました。
見込みでは、今シーズン中の復帰は絶望とも言われていますね。
まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いであった若者が、一瞬にして奈落の底へ突き落とされたような思いだったことでしょう。
そんな失意の中にあるジョー・ゴメスが、リハビリを受けるにあたって、ルーカス・レイバが支えになってくれているようです。
(JG)
彼(ルーカス)は、すぐにぼくの所へ来てくれて、こう言ったんだ。
「私も以前、同じことをやったよ。だから、君の気持ちが分かるつもりだ」
とね。
ルーカスは、本当にいい助言をしてくれるから、ぼくは恵まれているね。
ポジティブでいられるよ。
彼は毎日、ぼくのところへ来てくれて、怪我の段階について教えてくれるんだ。
彼自身が通ってきた道だからね。
もう、膝が以前のようには、曲がらなくなるかと思った時期もあったよ。
そんな時、彼がぼくを安心させてくれるんだ。
彼は、「心配するなよ。いいぞ!」ってね。
あらゆることが、彼の言ったとおりになっているよ。
ルーカスが、高いレベルで復活した事実が、ぼくにとっての救いになっているんだ。
ルーカスは、いつでも真摯に取り組んでいるし、本当にいい人ですね。
いろいろな経験を積んだベテランがいてくれることは、ピッチ上以外でも、十分にチームの助けになっていると実感します。
ジョー・ゴメスも、身近に同じ怪我をした先輩がいて、見事に復帰を果たしたお手本を見ているのですから、がんばれるというものでしょう。
この夏、移籍寸前までいったルーカス・レイバ。
リバプールに残っていてくれて、本当によかったと思います。
今シーズン、これでルーカスまでいなかったら、どんなことになっていたか・・・。
ジョー・ゴメスにとっても、生涯忘れられない恩人になるのではないでしょうか。